このレポートは
僕が20歳まで童貞だった非モテから
美女にモテまくる男になる
『下克上エピソード』です。
<前回のあらすじ>
女子と会話できないまま思春期を終えた俺は、大学での甘酸っぱい青春を夢見ていた。
だが二年が過ぎても、彼女どころか女子と目すら合わせられない。
中学で受けたいじめの記憶が心を縛り、ただオタク仲間と群れる日々。
そんな停滞を破ったのは、仲間の“シャー”の告白だった——
「マッチングアプリで彼女ができた」衝撃と嫉妬の中で、俺は決意する。
彼女持ちと自分を比べ、原因が“ダサい服装”にあると気づいたのだ。
黒歴史のような格好を捨て、美容室で髪を整え、震える手で鏡の前に立つ。
やがて女子から「雰囲気変わったね」と声をかけられる。
その一言は社交辞令にすぎなかったかもしれない。
だが俺にとっては、絶望から抜け出すための最初の希望だった。
【前回までの記事↓】


東カレで美女を口説くために必須な要素を知りたい人はこちら↓↓
初めてしたキスの味は、揮発性硫黄化合物とミンティアの味だった。
初めてしたキスの味は、揮発性硫黄化合物とミンティアの味だった。
リアルに言うなら、口臭とミンティアのメンソールの味。
まぁそんな事はどうでもよくて、とりあえず俺に人生初めての彼女ができた。
出会いはタップル
身長155cm、体重60キロという、世間でいうところの子豚、これぞ柳原可奈子ボディーである。
お世辞にも可愛いとは言えなかったが
ただ俺は舞い上がっていた!
「やったー、初めての彼女だ!ついにこの俺も女の子と付き合うことになろうとは。」
何をやっても上手くいかず
5年間女の子とまともに会話もできず
目も合わせれなかった。
コミュ障すぎて
女の子からも好かれないし
彼女なんて出来る訳が無い、、、
そんな僕に彼女が出来たんですから!
自分史上、ぶっちぎり1位の
ビッグイベントだった。
そりゃブスでもなんでもいい。嬉しくて舞い上がっていたのをよく覚えている。
ただ、幸福な時間が、1週間で崩れ去ることになるとは、
今の僕はまだ知るよしもなかった。
付き合って1週間後
その日は、彼女と
人生初めてのデートで
水族館に行くことに。
僕は人生初彼女と
水族館デートということで
とてもウキウキしていた。
「彼女と水族館って
まさにデートじゃん!」
ととても浮かれていた。
「デートの途中、暗い所に行って
隠れてこっそりキスでもしたいな〜」
と中学生のようなことを考えていた。
その日は、平日という事もあり
水族館内はガラガラで
「家族連れ」
「カップル数組」
しかいなかった。
トイレから戻ってくる時
ふと、イケイケカップルが目に留まる。
(写真はイメージ)
彼女側は
「金髪」
「高身長」
「スレンダーな体型」
とかなりの美人。
「うぉ〜、彼女の方、超美人、、、
僕も将来は
あんなキレイな女の子と結婚したいな〜」
「でも、彼氏側は
そんなイケメンでもないのに
なんで付き合ってるんだろう?」
「彼氏の方はイケイケのヤンキー感あって
一番苦手だなぁ、、、」
ボーッとその子のことを見ていると
そのギャル彼女と不意に目が合う。
慌てて目を逸らしたが
なんとなく
その子が蔑んでいるような目を
俺に向けていた。
「いや、気のせいだろう、、、
とにかく彼女とのデートに収集しよう!」
と気持ちを切り替えて
彼女の元へ戻る。
デート自体は
すごく楽しかった。
手を繋いで
展示コーナーを回り
ソフトクリームを買って
食べさせ合いっこもした。
キスは恥ずかしくて出来なかったが、
CLANNDOの世界の主人公のようで
とても楽しい時間だった。
なんと平和なデートなのか、、、
しかし
この幸せなひと時は
先ほどのイケイケカップルの手で
終わりを迎えることとなる。
今度は、彼女がトイレに行ったので
出口の近くで待っていた。
すると
先ほど見かけた
イケイケカップルが
俺のほうに歩いてきた。
(あぁ〜、やっぱ
あの子かわいいなぁ、、、)
とチラ見してたら
彼氏と目があってしまう。
そして
彼氏が僕の方を見ながら
ギャル彼女にこんな話を、、、
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
🙍♂️おい、さっきの冴えないカップル見たか?
あれやばかったよなw
俺、あんな女とデートしたくねぇwww
🙍♀️それな!
彼女もだけど、彼氏の方も
冴えてなかったよね!
まぁ、お似合いって感じw
🙍♂️おいおいw
そんなこと言ってやるなよww
可哀想だろ!www
🙍♀️いやいや、それ自分が言うなしwww
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
距離にしては10m。
しかし
水族館の中は静かで
このディスられた会話は
はっきりと聞こえてしまった。
最初聞いた時は
彼らが何を言ってるのか理解できず
僕の脳みそはフリーズ。
せっかく
水族館デートで
楽しい時間を過ごしていたのに、、、
自分と彼女のことをバカにされて
死ぬほど悔しかった。
だが、、、
それと同時に
どこか納得している自分がいた。
「やっぱ、彼女可愛くないよな。
てか、俺もイケてないし
ダサいし、キモい、、よな、、、」
確かに、当時付き合ってた
人生初の彼女は
可愛いとは思ってない。
・彼女欲しかったし〜
・童貞も卒業したいし〜
・性格も悪くないし〜
と思って
”とりあえず彼女が欲しい”
と邪な気持ちで
付き合ったのが事実。
ただ、一度心の中で認めた
自分の本音は
どうあがいても消せなかった。
ずっと頭の中から
その情景描写が
あのヤンキーの幻聴が
離れない。
そう
俺の心の本音を
ヤンキーたちによって
わからされてしまったのだ。
開けてはいけなかったパンドラの箱
自分の向き合ってこなかった欲求
口にしてはいけない欲望
最初から本当はわかっていたはずなのに…
そこに向き合う勇気がなかったんだなと自覚させられた。
「このままじゃ高校生の時の俺と同じだ。
自分の居心地の良さを捨てて
本気で成り上がるしかない。」
その結果、
元カノに対す気持ちも
どんどん冷めていき
俺はそのデートを境に
彼女と会わなくなった。
俺たちの関係は
完全に消滅した。
続く↓