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ドストライクな”かきあげ美女”とマッチ
【2021年 5月 21日 20:00】
〜渋谷のカフェにて〜
「ふう〜っ。やっと終わったわ…」
パタンッとPCの画面を閉じて、
肩を大きく伸ばす。
13時からぶっ続けで
カフェで仕事をしてたため、
体が悲鳴を上げていた。
肩だけでなく、首や腰も伸ばすと
「パキッパキッ」
と体から心地よい音が、鳴り響く。
翔太は電源OFFにしていた
iPhoneの電源を入れて
アプリ「東カレ」を開いた。
東カレを開いて
女の子のメッセージの返信と
新たに”いいね”を送ってマッチを狙う。
スザク氏のコンサルを受講して
3ヶ月経った翔太は
もう、このタスクが習慣になっていた。
慣れた手つきで
女の子に返信をしてLINEを交換。
(とりあえず、3人LINE交換か。
よし、次は
女の子に”いいね”を送って
新しいマッチ狙うかぁ。)
と思い、女の子一覧を見ると
【NEW】の表示が付いた
”新規登録者”の中に、
一際、目立つ美女がいた。
翔太は本能的に
スクロールするのを止めて
その子のプロフィールをタップして表示する。
彼女のプロフィールは、
名前が「Y」と一文字のみ。
そして
自己紹介文も
「都内で看護師をしています。
素敵な出会いがあればと思い、
はじめました。」
と非常に短文、かつシンプル。
プロフィール写真も
ーーー
1枚目=自分の顔写真
2枚目=スタイルが分かる、全体写真
ーーー
と、わずか2枚のみだった。
しかし
たった2枚の写真からでも分かる程、
圧倒的な美女。
バラも大量にもらっていて
ランキングに乗るのも、時間の問題だろう。
彼女は、東カレには珍しい
髪をかき上げた
キレイ系お姉さんなタイプで
キツ目の見た目がタイプな翔太には
ドストライクだった。
(写真)
シャネルのピアスをさりげなく付けており
写真の服装も
思わず男の本能を刺激する
色気漂うタイトワンピース。
そんな素敵な彼女に
いつの間にか
無意識で”いいね”を送っていた。
その後も、女の子に
何人か”いいね”を送ってたが、
先ほどの彼女のせい?で
他の子も
フツーに見ると可愛いはずなのに
なぜか物足りない印象を受けて
翔太は、いつもより”いいね”を送る事なく
カフェを後にする。
、
、
、
帰宅してソファに座り
再び東カレを開く。
(さっきの彼女とマッチしてないかなぁ)
と少し希望を持ちながら
東カレを開くと「マッチ欄」に
彼女のアイコンがあった。
「!!! よっしゃっっ!」
思わず、声を出して喜んだ。
家の中だからよかったが
カフェだったら
白い目を向けられてただろう笑
今まで、
〜〜〜〜〜
♢西麻布のラウンジ嬢
♢芸能系の美女
♢グラビアアイドル
〜〜〜〜〜
など、様々なハイスペ美女達と
マッチしてきたが、
先ほどマッチした彼女は
今まで、東カレでマッチした中で
一番タイプの美女だったので
翔太も感無量だった。
翔太は、「夜職系」や「キレイ系」の美女が
タイプなので
ーーー
♢プロフィール写真
♢自己紹介文
ーーー
を、そのターゲットに合わせて
スザク氏にチューニングしてもらった事で
・夜職系
・港区女子
・キレイ系美女
とマッチしやすくなっていた。
それが功を奏したのだろう。
ドストライクな美女とマッチした翔太は
心躍らせながら
早速、彼女にメッセージを送る事にする。
東カレは美人ほど
大量の男達からアプローチが来るので
メッセージのラリーは早い方が
取りこぼしし辛い。
特に彼女は、新規登録者用の
【NEW】マークが付いてたので
他の男達が群がる前に
早くメッセージを送る方が、尚良い。
実際のメッセージのやり取りは
こんな感じだ↓
①よく1通目に、奇を衒って
ユーモア交えながらのメッセージを
送る人がいるが、
マッチした段階で、相手から
ある程度の好感度はあるので、
写真のように
シンプルな1通目で構わない。
ーーーーーーーーーーー
②「仲良くなったらご飯行きましょう!」
でジャブ打ち。
ここで、断ってくる女の子はいない。
ーーーーーーーーーーー
③女の子から
「〇〇さんは、もう誰か
お会いされましたか?」
と質問される時は
「1〜3人あったけど、、、」
と返答する事で
「あぁ、微秒だったのかな。」
「次は会わないくていいや
って思ったんだろうな」
と匂わせる。
↓
女の子も、既に
誰かとデートしたけど
「うーん、この人微妙だな、、、
2回目は無いかな。」
って心境のパターンが多いので
そこに合わせるイメージ。
ーーーーーーーーーーー
④〜〜〜〜〜〜
「仲良くなったら飯行こう」
↓
「カフェ好きなら、気になる所あるから
一緒行こう」
↓
「日程調整LINEの方が楽だから
LINEで話そう」
〜〜〜〜〜〜
の流れで【YES取り】しながら
LINE交換のオファーを
通しやすくする。
(ハードルが低いオファーから
承諾させていき
徐々に、ハードルが高いオファーを
通させていく。)
【相手に深く考えさせず
気付いたらLINE交換をしてた】
と彼女に感じさせるのを意識して
メッセージのやり取りを行う。
おかげで、無事
彼女とLINE交換に成功。
LINE交換後の流れ
翌日の朝。
翔太は9時に目覚めて
起床の一服で
ベランダでタバコを吸っていた。
(昨夜はLINE追加来なかったなぁ)
と物思いにふけながら
黙々とタバコを吸っていると
ピコンッ。
iPhoneにLINE通知が鳴り響いた。
通知を確認すると
「おはようございます😌
東カレから来ました〇〇です!
宜しくお願い致します☺️」
彼女からのLINEだ。
「やっと来たか!」と
テンションが上がり、LINEを開く。
彼女のLINEのアイコンは
モデル顔負けのプロポーションを放つ
大人の色気を放っていた。
(くうぅ〜、LINEのアイコンも可愛いな!)
と笑みを零す翔太は
側から見ると危ない顔をしてたはずだ笑
彼女は翔太と同じ27歳だったが、
律儀に敬語でLINEを送ってきたので
「堅苦しいの苦手なんで
タメで話しましょ!」
と距離感を近付ける計らいをする。
ただ、LINEの目的は
あくまで
デートに繋げるための連絡手段だ。
翔太は、過去に
LINEのやり取りで
”女の子の好感度を少しでもあげよう”
と張り切って
〜〜〜〜〜
♢可愛いスタンプを送る
(女々しさが出る)
♢過度に絵文字、スタンプを使う
♢未読ラインに対して
「おーい、見てる?」
と追いLINEをする
〜〜〜〜〜
などの減点アクションをとった結果
【非モテ感】が溢れてしまい
LINEが途絶えた事があったので、
気をつけながら
彼女とのLINEをする。
東カレ攻略を学ぶ前の翔太は
何も準備せず
当日、いきなりデートしていたが
スザク氏から
「デートする前は
極力、電話してから会って下さい。
戦争と同じで
相手の情報を多く集めれるほど
対策・戦略をしっかり立てれて
口説ける勝率が上がります。」
とアドバイスを受けてたので
〜〜〜〜〜
「〇〇ちゃんて電話とか苦手なタイプ?」
「そんなことないよ!」
「それじゃ、軽く電話して日程決めよ!」
〜〜〜〜〜
と電話の流れに持っていく。
①ほとんどの男性は
事前に電話せず、対策や戦略を練らず
いきなりデートに臨みますが
非常に勿体無い。
デート前でも
=====
「相手の情報収集」
「デート当日の流れ」
「戦略・対策を練る」
=====
など、やれることは沢山あります。
ーーーーー
②電話は口説きの練習になり
しかも
「オンライン」で口説きが出来て
「タダ(無料)」なので
がんがん電話して
口説きの練習すべき。
「LINE→電話」の流れは
画像を参考にして
イメージしてもらえたら↓
電話で「情報収集」&「口説きの練習」
その日の夜、
彼女と電話をする事に。
プルルッッ…
2コール目で彼女が電話に出る。
〜〜〜〜〜
「もしもし!〇〇です、宜しく」
「あ、初めまして〇〇です笑
宜しくね!」
「おいおい、なんでいきなり笑うんw」
「いや、意外に律儀なんだなってww」
〜〜〜〜〜
他愛もない話とボケを軽く交えながら
2〜3分ほど雑談を行う。
これはいつもの流れだ。
ただし、ダラダラと雑談をしても
口説く事は「不可能」&「NG」なので
電話の”2つのポイント”を意識しながら
トークを進めていく。
♢電話する時のポイントは2つ。
それは
「電話は30分以内」
「録音しておく」
という事。
ーーーーー
①「30分」と制限時間を設けるのは
ダラダラと話さないようにする為。
口説きが弱い人ほど
【無駄な会話をダラダラと
繰り広げてる】
ケースが非常に多い。
基本的に”雑談”は
最初の「5分以内」に留めて
雑談の中で
相手の価値観を見極めていったり
熱量が高い分野をサーチしていく。
※熱量=興味・関心が高い。
悩みが深いなど
(マインドシェアが大きい分野)
ーーーーー
②「電話」と「デート」した後は
必ず振り返って、分析すべし。
録音してないと
振り返りが出来ず、
「何が良くて」
「何が悪かったのか?」
「どう改善していくか?」
この客観視が出来ない。
”PDCA”を回して
振り返りを実施しないと
口説きは上手くならない。
とりあえず
電話開始3分くらいで
「恋愛トーク」を切り出して
=====
♢元カレの話
♢異性のタイプの話
♢恋愛観
=====
を聞き出していき、彼女の
「価値観」「思考」「性格」
を見極めていった。
話を聞いていくと
彼女は看護師なのだが
今までの元カレは、ほぼ年上で
「40代」の男性とも
付き合った事があるらしく、
ほとんどが経営者だったよう。
また、普段外食する
活動場所などを聞いたら
「六本木、西麻布は
昔”は”行ってたなぁ。
最近は”銀座”、”大手町”が多いかなぁ」
と話しており、
看護師なのに
〜〜〜〜〜
♢元カレのほとんどが経営者
♢銀座や大手町などで外食が多い
〜〜〜〜〜
の2点に違和感を感じたので
「元夜職だったのでは?」
と予想を立てた。
実際に彼女に尋ねた所、
「ラウンジ、キャバ、クラブとかで前働いてた」
と返答してきて
「やっぱりか」と実感。
しかも
ラウンジは西麻布。
キャバは六本木。
クラブは銀座で働いてたようで
彼女の”美貌”と”思考の経験値”からすると
納得であった。
夜の話を軽く話してると
「それこそギャラ飲みとかも
やったことある」
と言ってきたので
〜〜〜〜〜
「へー、パト的な?」
(ギャラ飲みアプリ)
「いや、パトが出るもっと前!
もう元祖も元祖よw」
「そんな前なんやw」
「いや、パトとかさ。
1時間=15000円とかじゃん?
そんなんじゃ、絶対にしたくないww」
〜〜〜〜〜
というラリーをした。
この時
ーーーーー
「いや、パトとかさ。
1時間=15000円とかじゃん?
そんなんじゃ、絶対にしたくないww」
ーーーーー
という発言に”違和感”を感じたので
この違和感を深ぼって
仮説を立ててみると
〜〜〜〜〜
「いや、パトとかさ。
1時間=15000円とかじゃん?
そんなんじゃ、絶対にしたくないww」
↓
・安く見られたくない?
・今のような”港区女子”が嫌い?
↓
パパ活や自分を安く売る行為は
絶対にしたくない
↓
そういう目で見てくる男は嫌い
↓
「地位・肩書き・お金・人脈」
などで、口説いてくる男が嫌い
(そんな男達がほとんど。
安い女と思われるようで不快。)
↓
価値証明をズラす
↓
「体験、人脈、高級体験、固有名詞」
などの価値証明ではなく、
「思考・哲学・苦労・想い」
などの価値証明をした方が
響くのでは?
〜〜〜〜〜
と感じたので
”固有名詞”での価値証明を
語らないように意識した。
♢東カレをしてる男の多くは
〜〜〜〜〜
・誰と繋がってる
・こんな良い所に行った
(高級ホテル、予約困難点、旅行)
・ブランド物の話
・キラキラ体験
(ヘリ、アフタヌーンティ、ダイビング)
〜〜〜〜〜
を語ってしまう人がいるが
これは相手が
自分より経験値が高い相手だと
(夜職、港区女子、女経営者など)
「え〜、凄いですね!」
(高級ホテル自慢されても
もう私、行き飽きて
今旅館派なんだけど。
この人はまだ若いんだろうな)
と格上の証明のつもりが
逆に、自分から
「格下の証明」
をしてしまってる。
なので、
価値証明に関しては
〜〜〜〜〜
「翔太くんは普段、どの辺りで
飲んだりしてるの?」
「最近は家の近くが多いから
西麻布・六本木・赤坂が多いかな。」
(港区に住んでいる=金持ち感
を匂わせる)
ーーーーー
「仕事は何してるの?」
「Web系とかコンサルとか
西麻布でBARしたりしてるかな」
↓
(実際はBARのアルバイトだが
言い回しを変えてみた)
〜〜〜〜〜
雑談の中で
こんな風に発言したのだが、
敢えて
わざわざストーリーにして
自分のことを語らない事で
=====
♢ミステリアス感
♢余裕感
(大半の男が自慢する分野だから)
♢マスク効果
(自分の情報量が少ないから
勝手に相手が良い方向に想像する)
=====
の効果が出た。
前までは、
よく自分の口で
価値証明エピソードを語ってたが
スザク氏から
「もっとこう出来るよね」
とアドバイスをもらって改善してみた。
また、
今までは仕事自慢もしてたのだが
「苦労、挫折を乗り越えてきた」
「人生のビジョン・想い」
を意識した。